シンセビートに毒っ気なソプラノが乗ったループBGM。「ファムファタル」は運命の女とか魔性とか、限定的な言葉の割に用法が広義というか、その中にあって今回はストレートに男性を破滅させる「奸婦・毒婦」の意味で名付けました。ご一聴いただければご理解が早いかと。
前回、正月休みの気分にまかせて南国ハッピーを作ったおかげで頭の中もすっかりハッピーになってしまったので、いっそ思いきり真逆のループを作ってやろうというのが今回の取り組みです。気の毒なソプラノは前々回のNo.3979「Sphingidae」のアイデアをもう少し煮詰めてみたもので、そちらと並べると相性が良いかも知れません。
実のところ、このちょっと病院をお勧めしたくなるソプラノのお嬢さんは後乗せでして、制作当初はシンセドラムとディストーションベースでゴリゴリゴリ押しのもっとソリッドで渋い曲でした。ざっくりラフを作って、お、結構稿屋好みに仕上がりそうじゃないかと思ったのですが、途中で、「あ、メジャー所の曲とベースのフレーズが被った」かも、と不安に駆られ路線を変更。結果このようなアレンジに。
3979のソプラノの威力たるや、当初の渋さは跡形もなくなってしまいました。まぁ、キャラは立っているので良いかなと。因みに被ったかもと思った曲はmoving unitsの「Available」と、Radioheadの「I Might Be Wrong」ですが、よくよく聴きなおしてみるとそうでも無かったかも知れないです。稿屋ちょっと自意識過剰でした。
普段、稿屋はこの冗長な楽曲コメントをしたためる際、その曲をリピート再生しながら書くようにしています。ですが、今回の曲は気が散ってしまって文章を書くどころではなかったです。こんなアクの強い曲でもゲームや映像の素材としてご利用いただけるのであればとても嬉しいのですが、制作作業に支障をきたすのではないかと心配です。
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